「欲しいものがないから、創る」
福田政博(下北沢CLUB Que 店長)インタビュー

文責:中野哲
取材日:2020年4月10日(金)

下北沢CLUB Queは1994年、バンドブームが過ぎ去ったライブハウス氷河期の時代に、「インスティック芝浦ファクトリー」や「下北沢屋根裏」といった今はなき名店でスタッフを歴任してきた二位徳裕初代店長(以下、敬称略)のもとでオープンを飾った。以後、90年代後半に爆発するインディーズのムーブメントを支え、数多くのロックバンドを世に送り出してきた、下北沢のロック文化を語る上で欠かすことのできないライブハウスの一つである。また、クラブ文化とも融合した斬新なブッキングもさることながら、オールスタンディングで楽しめるスタイルを追求した会場設計、隅々にまで気を配った内装など、「怖い」「汚い」といったかつてのライブハウスのイメージを払拭するアイデアの数々は、今日に至るまで多くのライブハウスに影響を与えてきた。

運営元のインディーズレーベル、UK.PROJECTには現在数多くの大物ミュージシャンが所属しており、2005年には代々木に二号店となる「Zher the ZOO YOYOGI」がオープン。その後、初代店長の二位はライブハウス両店舗を統括する「隊長」となり店長の座を譲った。


そして2020年1月、三代目店長として就任したのが、今回のインタビュー対象である福田政博氏(左写真:以下、敬称略)である。店長への就任とともにスケジュールには万全を期して臨み、今夏まで約8割のブッキングが埋まっている順調な進行であったが、ほどなくしてライブハウスの歴史上最大の危機に直面することとなった。しかし悲愴感はほとんど見られず、福田はあくまで前向きな姿勢を貫きながら店の現状とこれからについて語る。

 

臨時休業に至るまで

■CLUB Queでは4月1日のイベントを最後に、期間は特に定めない形での臨時休業とし、全てのイベントを中止している。現在営業を停止している都内の多くのライブハウスのなかでも、Queは最後まで営業続行の方針を貫いていたライブハウスの一つである。新型コロナウイルスの危機が大きく報じられるようになった2月から3月にかけての時点では、当初どのようなアプローチをとっていたのだろうか。

福田政博(以下、福田):最初はね、まあ気にしてるバンドもいるし気にしてないバンドもいるみたいな感じで。Queのスタンスとしては、まあもう決まってるものは全部やるっていうスタンスでいたんで、換気を良くしたりとか、あと消毒、手洗いうがいとか消毒してっていうのをもうほんと徹底してやったって感じですかね。

もうライブのMC毎に、会場の奥の扉と表の扉開けて、ビルの非常口とか、地上につながってる扉、窓とかも全部開けてて。そういうのを徹底してやって。あと消毒液もギリギリうちは在庫があったんで、そういうのを楽屋に置いたり。ドリンク担当の子が、ちょっとお酒作るの遅くなっちゃうんですけど、一個ずつちょっと消毒してからやりますみたいな感じでやらせてもらったりとか。そういう風にしてなるべく営業をやるようにしてましたね。

■世間の自粛ムードが広がるなかでも、Queは営業を続ける方針を貫いていたが、3月に入ると出演者のキャンセルが相次ぐようになり、その数は約半数に上ったという。3月中旬以降は観客数も約半分ほどに減少し、ソールドアウトとなった公演は安全性を考慮し中止となった。また、スリーマンライブを予定していたイベントが対バンのキャンセルによってワンマンライブとなったりと大きな変更が相次いだ。空き日となった日程には急遽、約40人規模のトークイベント「一日店長シリーズ」を企画し、店にゆかりのあるミュージシャンなどが多数出演した。そのような対策により、4月のスケジュールもほとんど空き日のない状態にもっていくことができたが、やはり3月末にはスタッフのムードも変わってきた。

福田:やっぱそこの、3月のほんと後半のほう、30日とか31日くらいのときに、「これはやばいな」っていう風になってきて。でも4月の1日は、そういう「一日店長シリーズ」のイベントをやったんです。で、お客さんも割とまあ、20人いかないくらいなんですけど来て、やったんですけど…まあその日を最後に、小規模の「一日店長シリーズ」にも関わらずちょっともうできない、無理かなっていう。うちの本社のほうからも、「もうやめよう」という感じになって。

3月中はまあ、店長の僕もやっていくつもりでしたし、あと(統括の)二位さんとかも「やるぞ!」っていう風に言ってるんで、もう「ついていくしかない!」と思ってて。さすがにその3月後半から4月入ったくらいの世の中の動き的に、もう相当切羽詰ってきたというか。「家族からも言われてる」というような話をチラホラ聞いたり、あと実際にもう、友達とかにはまだ感染者はいないですけど、友達の友達とか、知り合いの知り合いくらいまで感染者が出るようになってきたんで、そういう恐怖心みたいなものから、もうやめようっていう。

誰かからの口から(提案が)出た瞬間に「そうしましょう!」っていう。「もうやめましょう!」っていうね。一気にシフトチェンジしたって感じですかね。

 

営業続行とキャンセルとの狭間で

■実際に臨時休業に踏み切ったのは4月に入ってからではあったが、それ以前から、外出の自粛要請や、クラスターが発生したライブハウスの報道などもあるなかで、3月の営業に関しては葛藤もあったようだ。

福田:2月とか、その3月くらいのときは、もう自粛じゃなくて、外出禁止って言ってくれって思う部分はありましたね。「言ってくれよ!」って思ってたんすけど。もう本当にこれ仕事だから、やれと言われたらもうやるし、会社がやるって決めたなら俺は絶対やるって思ってたんですけど、でも心のどこかでもう、外出禁止とか国が言ってくんないととても止められないじゃんっていうのはちょっとあったかなって感じ。

■また、バンドとのキャンセル交渉をめぐっても苦労があった。Queでは普段、出演者のキャンセルは「ほぼないもの」として扱っていた。ノルマ制などに代表されるようなライブハウスの合理的な経営形態が確立された近年においても、平常時のQueのチャージバックシステムでは、基本的にノルマやキャンセル料の基準を明確には定めないスタイルで、イベントやバンド毎にフレキシブルに交渉や対応を行ってきたのである。その分、今回キャンセルが相次ぐ状況に対しては、難しい対応を迫られることとなった。

福田:3月入ったくらいからはだんだん、バンド側からキャンセルしたいっていう話が多くなってきたんで、最初にもうお金の話をしちゃって。「キャンセルだったらこのくらいのお金になりますよ」と。それでまあ、「じゃやろう」っていうんだったらやるし、「キャンセルします」っていうバンドもいたし、色々と話をするようになりましたね。

でもその時はまだ、キャンセル料取らないライブハウスもあったり、取るライブハウスもあったり、取るにしても何%とか、金額がバラバラだったと思うんで、ほんとバンドごとに色んな意見がありましたね。まあちょっと不満もあったり、いろんな情報を教えてもらったりとか、3月くらいの話が一番濃いやりとりが多かったかなって感じですね。

「ノルマいくら」「キャンセルがいくら」って一定の基準で決まってるわけじゃないところで、キャンセルはないものだと思ってたところから、こうなってきて、けっこう大変でしたね。特にブッキングをやってる他のスタッフとかはすごい大変そうでしたね。以前僕が働いていたライブハウスとかはもう、ブッキングもレンタルも全部その条件は細かく最初に話した上で全部決まってたんで、Queの場合はそこから考えると、みんな大変だったかなという風に思いますね。

■相次ぐキャンセルや観客数の減少の影響により、3月期のQueの売り上げは見込み額に対し約8割減となった。このままの状態が続けば店を維持できるのは約2、3ヶ月ほどかも知れないという。それにも関わらず、このような危機に直面しても福田は今後に対しあくまで前向きな考えを持っている。もし仮に一度場所がなくなってしまったとしても、その文化は息絶えないというのが福田の見解である。

福田:場所柄もあるし、何かしら違う方法を早く見つけようとはしてるんで…そのまま何もできずにいると店を閉めることになると思うんですけどね、そんなつもりはないと思いますよ、Queは。

でも、なんだろうな、ある意味…これ俺だけなのかな?無くなったら無くなったでもいいかなと思ってて。で、無くなってでもそれでも、タネみたいな、知恵というか、何かそういうのを残したりとか、今チャレンジしてること、まあYouTubeや「一日店長」のアイデア以外にもいろんなアイデアをみんなで出してたんで、そのアイデアがあれば、まあ一回無くなったとしても、もう一回どこかしら、何かしらで新しく始められる気がしてるんで。

もう早めに閉めちゃって早めに辞めちゃうことは簡単だと思うんすけど、ギリギリまでそういうのを残そうとしてれば、もし仮に店がもたなくてもまた新しく始めればいいなみたいな感覚でいるのかなって感じはしますけど。もちろん物理的には、このままの状態が続くと無くなってしまうと思いますけど。

逆に、今回一つ一つのバンドと結構な量の情報のやりとりがあったんで、まあ最終的にひどい話になったりというより、これはコロナが明けたら何かすごい面白いこと起こるんじゃないかって気はすごいしてますね。

ちょっと前までだったら本当に毎日のように、イベントキャンセルのやりとりに本当に心が毎日のように折れそうになってましたよ。でも、まあちょっと今そこを一個乗り越えて、何か楽しいこと考えようってなってて、バンドにもまあそういう風に話ができるようになってきたんで。だからまあ、なるべくならもうほんと、緊急事態宣言が6日までで、そっからまた、急激に良くなんなくても良いんですけど、ちょっと収まってくれる方向性が見えたらいいなという、それだけですね。

 

QueTubeと今後の展望

■現在福田自身は今後Queを新たに動かしていくためのアイデアを考えることに専念し、減収への具体的な対策や手続きに関しては、本社の経理方針に一任しているという。Queが今、集中的に取り組んでいることの一つが、YouTube上で配信を開始した総合エンターテイメント番組「QueTube」である。

Queと映像、といえばやはり思い浮かぶのは初代店長の二位徳裕が2004年に監督を務めた映画『Colors of Life』である。ライブハウスが映画を制作するという画期的な試みであった今作は、怒髪天のVo.増子直純が主演を務め、Queにゆかりの深い著名ミュージシャンが多数出演したことでも話題となった。また、26年の歴史を持つQueには、過去に出演したミュージシャンの秘蔵映像のアーカイヴも眠っている。しかし、今回の「QueTube」では当面はそういった過去の素材には頼らずに、あくまで自分たちでゼロから新しいものを作っていくことにこだわっている。

福田:YouTubeのアカウントを作ったのはけっこう前で、もともとやろうとはしてたんですよね。まあ今もうスタッフとかも暇ですし、みんなで精力上げてカメラ回したり編集したりしてて。

今後どんどん動画上げていこうと思うんですが、例えば二位さんはやっぱ昔映画を撮ってて、こだわりがあるんで。YouTubeによくあるような、パッと撮ってちょっと適当な感じだけど面白い、みたいな動画はあんまり作らないのかなという。やっぱりすごいカメラを回して編集して、というのが多いんで、ちょっとそれで時間かかって出遅れてる部分あるんすけど、後々QueTubeでは何回観てもやっぱ味があるようなものができていくと思うんで、今後が楽しみかなという。

■また、他のライブハウスが行っているような、自店のグッズ制作やクラウドファンディングによってサポートを募るといった方法をとっていない理由については、次のように説明している。

福田:物販を作って売るっていうのも、まあやっぱ考えたんですけど、なんかその…お願いして買ってもらうようなものを作りたいっていう風には思えなくて。今自分たちが大変なんで何かこう、助けてもらうためにこれを買ってください、とかみたいには、なんかいけずに…やっぱそれ相応の新しい何か、ある程度クオリティあるものをライブハウスとして用意して、それでお客さんが来るっていうスタンスを取りたいっていうのが残ってたというのかな。

残ってるからこそ、他のライブハウスよりQueは色んな行動がちょっと遅かったかなと思うんですよね。他のライブハウスがそういう動きに出てる時も、「一日店長シリーズ」で面白いことをやろうとか。で、YouTubeも始めようとしてはいたんですけど、割と編集とか凝ったものを作ろうと。なんかそういうことをやってたかな。

だから減収を補うためにというよりは、ライブはできないけど何かそれに見合った、それと同じようなものをこう、何か作れないかなっていう風に模索してるって感じですね。

 

変わりゆく下北沢の街と人とQue

■今回のコロナ騒動をめぐるライブハウス関連の大きな問題の一つとして、感染のクラスターと認定されたライブハウスが登場したことから、全国的なライブハウスへのバッシングや風評被害が相次いだことが挙げられる。ライブハウスに対する世間の人々の偏見が絶えないことに関して、福田は次のようにいう。

福田:本当に昔からそうなんですけど、ライブハウスって絶対悪く思われるんですよ。もう、何もしなくても。だからQueとかも、うちのお客さんじゃない、隣の居酒屋の学生の打ち上げで、終わったあと外でワーッて騒いでるのも、もううちだと思われちゃうんで。

だからそういうのもやっぱすごい気を配って、まあ自分のお店のことじゃないけど注意というか誘導したりとか。あと掃除とかも、自分の店の周りや目の前だけに限らずやったりとか、日頃からちょっと周りのお店にも顔出したりとかしてるんですけどね。

■もともとQueはオープン以来、落書きを禁止するなど、店内の清掃には徹底して気を配ってきた。冒頭でも述べた通り、従来のライブハウスにつきまとってきた「怖い」「汚い」といったイメージを払拭するような運営を行ってきたのである。Queのオープン当初、周辺のライブハウスは4、5軒ほどであったが、現在では下北沢の街は全国でも有数のライブハウス密集地域となり、その数は実に20店舗以上に及んでいる。Queでは今も昔も一貫して地域の人々とのコミュニケーションは重視してきたという。

福田:店を始めてすぐの時とかは、もともとは多分色々あったりとかしてると思うんですけど、でもやっぱり、この場所に25年以上あるし、あと地域のお祭りのお手伝いとかもやってたりとかするんで。

今でもバイトの子とか、新しく新人入ってきたらほんと、このビルじゅう掃除して、「新人入りました」みたいな挨拶したりとかしますね。あとまあほんとお店の周り全部、ビルの周り全部掃除してたりとか。まあライブハウスは良く見られないことが多いから気をつけてね、とかは、すごい一番はじめにスタッフに言うことなんで。周りの店ありきのライブハウスだと思うんで。

■Queは今年でオープンから26年を迎えるが、福田自身が下北沢に本格的に腰を据えるようになったのは約4年前からのことである。1982年、鹿児島県徳之島に生まれた福田は、地元ではもともとバスケに「命がけで」熱中していたという。しかしながら、鹿児島県のバスケ部の全国順位がどうしても低かったため、最終的に断念することとなり、その後大学進学で上京するとともに本格的にバンド活動を開始したのであった。自身のバンド、FRUITSEXPLOSIONのギターボーカルとして精力的に活動するかたわら、当時出演した渋谷CYCLONEのスタッフであった吉田一郎(ex-ZAZEN BOYS)からの紹介を受けて同店で働き始めた。その後、結婚を経て二児を授かり、渋谷から下北沢に軸足を移した末に、CLUB Queのスタッフとなった。このように様々な紆余曲折を経てQueの店長となった福田はどのように下北沢の街を捉え、またどのように自らの仕事に取り組んでいきたいと考えているのだろうか。

福田:働き始めて、去年ぐらいからかな、なんか下北沢がすごい居心地良くなってきましたね。

Queで働きはじめてからは、Queの歴史をもう一回調べだすって言う作業がすごい、長くずっとあって。「ああ、こんな出演者出てたんだ」って。「ああ、もともとこの人このバンドやってたのか」とか、歴史をすごい振り返りながら、今も時々見直したりして気づくことあるんですけど。

そういうのを辿りつつ、またちょっと90年代くらいの日本の音楽シーンとか、バンドの音源とか聞いてたりして、「ああQueでやってたんだ」とか「このへんのバンドなんかも下北でずっとやってたんだ」とか思うと、なんかその歴史とQueのなかにある歴史がだんだん結びついてくることが多くて。店長になってからそういう話をバンドのほうから聞く機会も増えたので、下北沢自体が日本のロックのなかでけっこう大きい一部分を占めていたんだなと改めて思う。

いろんなライブハウスが盛り上がってきてたところで今このコロナの騒動があって、みんな一回なんかこう、なんて言うんだろう…更地みたいになっても、ここから、やっぱ下北から、すごい何かを出せる気はすごいしてるんですよね。やっぱ下北沢は他のライブハウスもみんな濃いんで。

で、働いてる人も濃いし、出てるバンドもその音楽性や人間性にパンチがあるのはもちろんなんですけど、その派手さやそれぞれが持ってるもの、創るものがみんな個性的っていうか。なんかこういうものがいっぱいある街だから下北沢ってすごいなって思いましたね。

そういったなかで、今はなんか面白いことを考えたいというか。何か手前の、それこそ補償がどうこうとか、そういう法律のこととかっていうよりは、やっぱ基本的にそういうこと、未来の面白いことの予定を作るとか、何かそこに向けて考えていますね。まあ音楽の日本代表の場所は下北沢で、その中でやっぱQueがね、面白いって言われることができたらいいなって思うんですけどね。それが具体的に何かってのは分からないけどね。

 

加速するミクスチャーのゆくえ

■奇しくも福田の経歴は、同じく九州からバンドマンとして上京し、他店を渡り歩いた末にQueをオープンした初代店長の二位徳裕とも重なる部分がある。そもそもQueは、1980年代から東京のライブハウスシーンに携わってきた二位が、それまでの昔ながらのライブハウスによく見られたアットホームな「遊び場」としての雰囲気を取り入れながらも、1990年代以降のオルタナティブロックシーンやクラブシーンの感性を合流させることで新たなライブハウスのあり方を示したのだった。そこに現在、次なる世代として、20代のはじめから渋谷のライブシーンを目撃してきた福田の視点が加わることで、Queはさらなるミクスチャーへの道を歩んでいるといえるだろう。

福田:とりあえず二位さんは無茶苦茶ですね(笑)。いやでも面白いっす。

そうそう、それで最近分かったことがあるんですよ。平常時のときから二位さんは無茶苦茶なんで、言ってることがコロコロ変わるんすよ。で、リーダーって、そうコロコロ変わるのってどうなのかな?ってすごい思ってるとこあったんですけど、やっぱ実際にライブハウスでは日々リアルタイムで色んなことが変化してるじゃないですか。もうほんとに、いつもやってるバンドが何回目かのワンマンで突然すごい状況が変わったりとかして。その違う状況に対して二位さんはきっと変わってきてるんすよね。

だから、このコロナの話なんか一日ごとに言ってること違うんですけど、逆にすごい敏感にその瞬間瞬間の最善を探してるんだなっていうのをなんかちょっと最近、すごい感じてて。だからそういう感じでずっと来てるんだろうなって思うんですよ。うん、だから、何か一貫性のある、ボーンっていうやつじゃ対処しきれない今なんで、ちょっと最近ほんと言うこと聞くようにしてますけどね(笑)。

■新型コロナウイルスの脅威により日々刻々と状況が変わり続け、先の読めない混沌とした現状のなか、Queや他のライブハウスに限らず世の中の多くの店が臨時休業に追い込まれているが、福田にとってそもそもライブハウスとはどのような存在であるのか。自らのライブハウス観について尋ねてみた。

福田:これから全国的にたくさんのライブハウスがなくなると思うんですよ。なくなると思うんですけど、僕が思うに多分ライブハウスってみんな、欲しいものがないから、それを創るというタイプの人がやってると思うんで、仮にそれがなくなっても、やっぱりライブハウスが必要って思う気持ちがあってまたもう一度できてくると思うんですよね。

だからもうそういう気持ちだけは残ると思うし、何かそういうものだと思うんですよね、ライブハウスは。うん。欲しい、ないから作った、っていうただそれだけというか。

■困難に遭っても、あくまでライブハウス文化は息絶えることはないというのが彼の考えである。そして最後に、伝えたいことや呼びかけたいことを尋ねると、次のような回答が返ってきた。

福田:いやもう告知は一つですよ。QueTubeにチャンネル登録をお願いします!!それでもう、元気で会いましょうってことで。うん…こんな人がやってるライブハウスなんですけど、出演者募集してますんで、興味のある方は、お客さんでもバンドマンでも、覗きに来て欲しいなと思ってます。コロナが収束したら。

■26年の歴史を引き継ぐ新店長として厳しい現実と直面しながらも、あくまで気さくに、ユーモアを交えつつFaceTimeの画面越しにインタビューに答え続けてくれた福田店長の姿が印象的だった。「これ、俺飲んでないんで…オンライン飲み会じゃないんで…」

 

関連リンク一覧

下北沢CLUB Que 公式Webサイト
http://www.ukproject.com/que/

QueTube
https://www.youtube.com/channel/UCRybGEkcPKrlnVWlrRQqhoQ

MUSIC UNITES AGAINST COVID-19(CLUB Que ストア)
https://clubque.stores.jp/

下北沢CLUB Que 公式Twitter
https://twitter.com/clubque

Lee(福田政博)Twitter
https://twitter.com/leesexplosion